2023/06/15
Micoworks、「Cコマースに関する消費者実態調査」を実施 〜81.8%がSNSやメッセージング機能を活用した購買体験を好意的に評価〜SNSマーケティング支援を行うMicoworks株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:山田修)は、20代~60代の一般消費者を対象に「Cコマースに関する消費者実態調査」を実施したことを発表します。
Cコマース(Conversational Commerce)とは、SNSやWebサイト内のメッセージング機能などのチャットを介して行う購買体験のことです。調査の結果、Cコマースを経験したことがある人のうち81.8%が好意的な印象を持っており、「Webや電話に比べて手軽」「購入前に商品・サービスに関する疑問や不明点を解決できる」といったメリットを感じる人が多いことが明らかになりました。
調査結果サマリー
・LINEはSNSとしてどの年代においても最も活用されており、日本ではコミュニケーションツールとして、生活インフラとなっている。
・すでにSNSやメッセージングアプリを活用してる購買者の多くは、日常的に活用しており、 8割を超える人が好意的にとらえている。また、利便性やパーソナライズされた情報提供にメリットを感じる人が多い。
・一方で、半数以上がSNSやメッセージングアプリを使った購買行動を行ったことが一度もなく、日本においてCコマースはこれから浸透していくフェーズである。
調査の背景
価値観が多様化し膨大な情報があふれる現代、消費者が本当に必要とする情報を得ることが難しくなってきています。また、企業や店舗は大勢の消費者に同じメッセージを送っても広告効果は薄い結果にとどまり、新たなマーケティング施策を模索しています。
そんな中、注目されているのが、SNSやWebサイト内のメッセージング機能などを通して消費者と対話をしながら購買行動を促す「Cコマース」です。
今回のレポートでは、次世代のマーケティングの潮流である、Cコマースが日本の消費者にどの程度浸透しているのか、また消費者はCコマースにどのような価値観を求めているのか、実態や課題を明らかにしています。
調査の結果
使用頻度の高いアプリケーションおよび購買手段
日本国内で世代を問わずもっとも活用されているSNSは「LINE」
どの世代において最も活用されているSNSはLINEです。全体の利用率は80.9%、60代以上の利用率も80.4%と非常に高いことがわかりました。次いで多かったのはYouTube(65.2%)で、Instagram(41.7%)とTwitter(39.9%)は拮抗していました。世代別に分析すると、InstagramやTwitterは50代以上の利用が少ない傾向にあります。(図1)。
購入方法で多いのは「実店舗」「オンライン総合ショッピングサイト」。20代は「企業や店舗のSNS」の割合が顕著に多い
普段の購買方法に関する設問では、実店舗での購入が81.3%、オンラインの総合ショッピングモールの利用が78.6%と圧倒的に多い結果となりました。世代別の特徴としては、20代の「実店舗での購入」は58.9%、「オンライン総合ショッピングモールの利用」は65.2%と、他の世代よりも低い結果となっています。一方で、「企業や店舗のSNS経由の購入」は全体平均が8.4%に対して、20代が14.3%、30代が13.3%と他の世代と比べて利用割合が大きい傾向が現れました。(図2)。
日本のCコマースの実態
若い世代ほど、SNSを使った購入・予約が浸透
「商品やサービスの購入・検討・予約などをする際、LINEやInstagramなどのSNSを使うことはありますか?」という問いに対して、「活用したことがある」と答えた人の割合は41.7%であり、若い世代ほど活用したことがある割合が高い結果となりました。男女とも30代までは半数を超える人が使ったことがあると回答しています。(男性20代:55.3%、女性20代:58.9%、男性30代:54.4%、女性30代:51.8%) また、使ったことがある人の中では「日常的に使う(SNSがあればSNSを優先して使うなど)」と回答している人が、「特定の店舗や企業とは、SNSを使う」「1~2回程度、使ったことがある」よりも多く見られます。(図3)
SNSやメッセージング機能を使った購買行動をした人の81.8%が好意的に評価
SNSやサービス内のメッセージング機能を使って商品やサービスの購入・検討・予約を少なくとも 1回以上行ったことのある人に、やり取りについての印象を聞きました。「とても良い・まぁまぁ良い」と回答した人を合わせると81.8%という結果に。「良い印象を持っていない」人の割合は1割程度にとどまり、SNSやメッセージング機能を使った購買を経験した人の8割以上が、好意的な印象を持ちながら活用していることが分かる結果となりました(図4)。
「Webや電話に比べ手軽」「不明点・疑問点が解決ができる」 「好みに合った提案が受けられる」をメリットに感じる人が多い
上記の設問で「とても良い」または「まぁまぁ良い」と答えた人に、SNSやメッセージング機能を使って購買行動をすることのメリットについて聞いたところ「Webや電話よりも手軽で便利に利用できる」という利便性を挙げた人が58.1%と最も多い結果となりました。次いで、「購入前に商品・サービスに関する疑問や不明点を解決できる」(39.5%)、「個人的な好みや嗜好に合った商品・サービスの推薦や提案を受けられる」(31.6%)が続いています。(図5 ) 他の購買手段では比較的難しい「パーソナライズされた情報提供が受けられる」という特徴を多くの人がメリットに感じている点もポイントです。
▼Cコマース調査レポートの全文は以下からご覧いただけます。
https://camp.mico-cloud.jp/WP10.html
調査概要
調査の目的:日本国内におけるCコマースの実態を把握
調査対象:日本国内に在住している20~60代の一般消費者のうち、SNSやフリマアプリ、オークションアプリなどを日常的に活用している人
調査時期:2023年4月
・スクリーニング調査:2023年4月5日(水)~4月7日(金)
・本調査:2023年4月7日(金)~4月9日(日)
調査方法:インターネットリサーチ
調査実施機関:Micoworks株式会社
有効回答数:スクリーニング調査12,409 本調査561
MicoCloud(ミコクラウド) サービス概要
LINEを活用したコミュニケーションプラットフォーム 「MicoCloud(ミコクラウド)」は企業と顧客のコミュニケーションを最適化し、「売上最大化・運用コスト削減」を実現するコミュニケーションプラットフォームです。LINE公式アカウントを高度に拡張した機能に加え、施策立案や戦略設計などのコンサルティングから運用まで、経験豊富なスタッフが手厚くサポートし、成果創出に貢献します。
「MicoCloud」サービスサイト:https://www.mico-cloud.jp
会社概要
Micoworks株式会社は、SNSマーケティング支援を行う企業です。現在はLINE公式アカウントを活用した、コミュニケーションプラットフォーム「MicoCloud(ミコクラウド)」を開発、提供しています。SNSを通じた最適なコミュニケーションによって、ブランド価値を最大化し、あらゆるビジネスの可能性を広げます。
会社名:Micoworks株式会社
所在地:大阪府大阪市北区曽根崎新地1-13-22 WeWork御堂筋フロンティア
代表者:代表取締役社長 山田 修
設立:2017年10月30日
資本金:1億円(累計調達金額:28億円)
事業内容:マーケティングツール「MicoCloud」の企画・開発・販売
公式HP:https://micoworks.jp/